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宮代町立百間中学校出前授業

 10月30日水曜日、宮代町立百間中学校で本校工業化学科から出前授業にお伺いいたしました。内容は「人工イクラの製造」です。挨拶が爽やかで明るく元気な2年生26名の皆さんが熱心にイクラづくりを体験しました。原料は昆布などから抽出した安価な食品成分のアルギン酸ナトリウムから付加価値の高いイクラに似せたコピー食品をつくる技術を体験し満足していただけたようです。地元の工業大学をはじめとする指定校推薦をはじめとする進学先や、製造業の技術職・研究職での就職先など久喜工業高校の進路についての関心も強く、熱意のある生徒さんたちが多くとても充実した出前授業でした。百間中学校の先生方のご厚意に感謝いたします。ありがとうございました。

解説および化学マジック 人工イクラの製造①

 

人工イクラの製造② 完成した人工イクラ

工業化学科・授業紹介④

 2年生実習の有機合成化学実習の紹介です。今回の題目(テーマ)は「アセトアニリドの合成」です。アセトアニリドは頭痛鎮痛剤、解熱剤などとして工業生産されています。以前ご紹介したアニリンに無水酢酸(食酢の臭いがします)を加えるアセチル化という工程を経て頭痛薬と同じ成分の「アセトアニリド」が出来ます。活性炭を使い薄茶色の不純物を吸着して取り除き、再結晶を行って、吸引濾過(ろか)をし後、乾燥させると無色透明の精製されたアセトアニリドが完成します。

アセチル化 アセチル化②

アセトアニリドの結晶 吸引ろ過

 本校の工業化学科は「毒物劇物取扱責任者」を養成する厚生労働省令で定める学校としての基準を満たしています。授業で応用化学に関する科目を30単位以上修得し卒業すると無試験で有資格者となります。製薬会社や化学工場で薬剤師の免許が無くても毒物や劇物を取り扱う製造・販売の責任者となることが可能ですので多くの卒業生がこの分野で活躍・貢献しています。