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工業化学科 実習風景6

 工業化学科の実習の様子を写真と共にお伝えする第6弾です。

 今日は2年生の様子をお知らせいたします。

 1つ目は有機合成化学実習の「ニトロベンゼンの合成」です。濃硫酸と濃硝酸を混合した混を用いて有機溶剤に使われているベンゼンをニトロ化させて作ります。蒸留したニトロベンゼンは淡い黄色透明です。

ニトロベンゼン1

ニトロベンゼン2

ニトロベンゼン3

 2つ目はバイオ・食品化学実習の「酵素反応の測定」です。身近な野菜「ジャガイモ」の持つ酵素の一つであるカタラーゼを使用し、過酸化水素分解に対する温度と酸・塩基を示すpH(英語:ピーエイチ、ドイツ語:ペーハー)の影響を調べます。生のジャガイモをすりおろして実験します。

酵素1

酵素2

酵素3

 3つ目は化学工学実習の「気液平衡(へいこう)蒸留」です。メチルアルコールの水溶液を専用の装置を使って蒸留し、沸騰する気体と液体の温度が平衡になっているかを観察します。平衡線を作成し、ラウールの法則に従っているかを確かめます。メチルアルコールは人体に有害な医薬用劇物、かつ火災の危険のある危険物第4類に該当するため安全な取り扱い方や事故防止についても学びます。

気液平衡1

気液平衡2