2021年2月の記事一覧
「NIE実践発表」の様子が埼玉新聞に掲載されました。
2月18日(木)の「埼玉新聞」に、NIE実践発表会での発表(機械科:
黒澤教諭)の様子と内容が掲載されました。是非ご覧ください。
本校は生徒の読解力・表現力・創造力などを育む教育活動に新聞を活用しています。
本校第1期生 瀧澤貴久男先生の講演
2月19日(金)午後の授業に工業化学科2年1組の生徒を対象とした「未来の職業人材育成事業・講演会」が行われました。講師には、本校第1回卒業生(機械科卒)の瀧澤貴久男先生をお迎えし、「独創的な商品を開発する視点/―ものづくりの心と技―」について御講義をいただきました。
瀧澤先生の技術開発した特殊ステンレス鋼は、現在、私たちが普段利用している日本中の清涼飲料水メーカーや酒類メーカーのプラントの材料として使われており、まさに巨匠というべき先輩です。
久喜工高の生徒時代は「社長になってあこがれの車に乗りたかった」こと、京都大学の学生時代は「宇宙ロケット」など技術開発の原動力となった「夢」について熱く語っていただきました。
◎ 夢から目標へ、そして努力すること
◎ 執着と集中が情熱をかきたてること
◎ 人生の岐路や新製品の開発には「人との出会い」があったこと
◎ 発想の秘訣は「考え続けること」や「常識にとらわれないこと」
生徒たちは、とても熱心に聞き入り、質疑応答では、「対話のコツ」や「鉄の材料としての魅力」などについて答えていただき、皆感心しました。大変有意義な講演会となりました。
瀧澤貴久男先生プロフィール(本校学校案内より)
工学博士 瀧澤 貴久男(京都大学工学部卒業)
株式会社インテグラル 代表取締役
機械科の第1期生として加須昭和中学校から久喜工業高校に入学。
瀧澤先生は、3年間の本校高校生活後、同級生達が大企業に就職する中、「自分で会社をつくる」という夢の欲しさに町工場に就職し、汗と油にまみれて技術を身につけました。しかし、瀧澤先生自身の考えが変わる人との出会いを経て京都大学に進学。研究室では鉄鋼がもつ魅力に心酔、夢中になった実験から見えてくる未知の世界との遭遇から、「研究開発の醍醐味」を学ばれました。卒業後三洋電機に入社、電気機器用材料開発や電池などの環境エネルギー開発に携わる。中でも世界に先駆けて開発・特許取得した特殊ステンレス鋼は、業界標準規格となり、今でも広く使われている。研究所長として、会社では新製品開発戦略を指揮し、また、大学の客員教授や国・県の専門委員として、人材育成や産業技術基盤の構築などにも携わられました。
今年度の進路実績を掲載
埼玉県知事表彰&ジュニアマイスター表彰記念写真撮影会
久喜工は資格取得を応援しています。
たくさんの資格を取得した生徒の努力に対して表彰される2つの制度があります。この2つの制度での表彰者数が2年連続で埼玉県1位となりました。今年度はコロナの影響で多くの資格試験が中止となる中、本校生徒の頑張りは賞賛に値します。
①埼玉県高校生専門資格等取得表彰により埼玉県知事から表彰される制度
111名
②全国工業高等学校長協会より「ジュニアマイスター」に認定される顕彰制度
51名
北東の空に虹の架け橋
2月15日午後5時過ぎ、久喜工業高校の校庭に雄大な虹の架け橋が架かりました。「やまない雨はありません」コロナ禍で大変な世の中ですが、見上げる空には美しい虹がありました。